阿蘇の食卓

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舞茸 南小国町

町内の新しい特産として栽培されている「舞茸」。ぷりぷりとした歯応えが魅力。

小国郷エリア

温泉と地熱の大地で

舞茸 南小国町

町の人々が守る新しい特産品

山里ののどかな景色の中に建つ『南小国町きのこセンター』。内部では、舞茸" が栽培されている。舞茸は、南小国町が新たな特産品とするため、平成7年に導入した農産物だ。センター内では、椎茸栽培に使われた原木を砕き、固めたブロックに菌を入れていく。カビやウイルスが発生しないよう気を配りながら、温度と湿度を徹底管理できる培養室の中で、約45日をかけて一株ずつ大切に育てている。

今やすっかり地元に定着している舞茸。地域の物産館で手軽に購入できるほか、飲食店や宿でも味わうことができる。そば街道にある「花郷庵」でも、舞茸の天ぷらがメニューに並ぶ。町が舞茸の栽培を始めた際、ともに町おこしをしたいと店をオープン。抹茶塩でいただく天ぷらを目当てに訪れる客も多いという。

阿蘇小国ファーム代表取締役 下城孔志郎さんとセンター長家入豊信さん

町からセンターの管理運営を委託されている阿蘇小国ファーム代表取締役の下城孔志郎さん(右)と、センター長の家入豊信さん。

天ぷらにすると独特の芳香が際立ち、食欲をそそる。相性のよい大根おろしを合わせるのもおすすめ。(撮影協力/そば街道 花郷庵)

ぷりぷりとした歯応えの舞茸の天ぷら

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